特選食材その1


料理人にとって憧れの食材があります。往々にしてそれは手に入れる事が困難であったり、高価なために特別なコース(\10.000)にしか使えなかったりするものです。私の場合、その食材のひとつとして「赤座海老」があります。                学生の頃、イタリアンレストランにて初めて「赤座海老のグリル」を食べたときの美味しさは今でも良く覚えています。そんな原体験もあってか、お客様におすすめしたい食材の上位に入っています。

今回は待望の特別なコースのご予約を頂きましたので、数日前から業者さんにお願いして鮮度バツグンの特大赤座海老を仕入れました。写真ではわかりづらいのですが、私ですら初めて遭遇する大きさ。形も立派ですが、お値段もまた立派でした(笑)

最高の食材にあれこれ味をのせてしまうのは冒瀆というもの。ほんのり甘く、とろり・プリっとした身の特徴を活かすために、殻の面だけを焼いて香ばしさを出し、身のほうは半生に仕上げました。私にとって毎日の食材との出会いは一期一会。見た目は同じようでもまったく同じものはなく、特に魚介においてはそれが顕著であるようです。素材を活かすという事は「塩ふって焼くだけ」ではなく、最も素材の美味しさを感じるような塩加減、加熱方法、組み合わせの事だと思います。今回の赤座海老のお料理も私にとって忘れられないひと皿になりました。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中